上海公共交通カード会社(中国語名:上海公共交通卡股份有限公司)が、3月30日から最新バージョンOSのiPhoneとApple Watchで、交通カード機能が使えるようになったと発表しました。
以前から上海地下鉄ではQRコードのスキャンで改札可能でしたが、今回は交通カードと同様にiPhoneやApple Watchをかざすだけで、改札できるようになりました。
これは日本のSuicaと同じように、iPhoneが搭載する「NFC」という無線機能を使ったもので、「上海交通卡APP」と「Apple Pay」の2種類の方法で使うことができます。
それぞれのアプリの設定方法と使い方は以下を参考にしてください(中国語)
上海交通卡APP
http://www.sptcc.com/apple/applexc_appczzn.html
Apple Pay
http://www.sptcc.com/apple/applexc_walletczzn.html
*上海交通卡APPでは実名認証を求められて、中国の身分証明書番号の入力が必要な場合があります。その場合はApple Payを使ってみてください。
支払い方法は、銀聯やアリペイなどいろいろ選ぶことができ、いつでもチャージすることができます。
また今までの交通カードの残高も、iPhoneのApple Payに転送することもできます。
残高移行方法の詳細は、以下Apple中国の「将交通卡余额转移到 iPhone 上的 Apple Pay 中」を参考にしてください(中国語)
https://support.apple.com/zh-cn/HT208538
またこの交通カード機能を利用するには20元のデポジットが必要になります。そのため残高は20元以上必要になります(使わなくなったら返金可能です)
この上海交通カード機能に対応しているAppleの機器とOSバージョンは以下のとおりです。
iPhone: iPhone 6以降、iOS 11.3
Apple Watch: Apple Watch Series1以降、watchOS 4.3
*「上海交通卡App」の既存ユーザーは必ず最新バージョンにアップデートしてください。
この交通カード機能を使えば、QRコードの改札方法のように、スマホの画面を開いたり、パスワードを入力したりする必要もありません。
地下鉄やバスのカード認識エリアにiPhoneを近づけると、一瞬で改札でき、同時に乗り換えの割引優待なども受けることができます。
余計なカードを持ち歩く必要もなく、チャージもオンラインで簡単便利ですので、上海在住の方は是非使ってみてください。