上海の日本食レストランなどでは、変な日本語訳のメニューを見かけることも多いと思います。
逆に最近では、訪日中国人観光客の増加に伴い、日本でも変な中国語訳のメニューを目にすることが増えてきました。
今回は中国メディアの人民網で紹介されていた、日本で見かけた中国語の誤訳メニュー例をいくつか紹介します。
ホルモン炒め
あるレストランのメニュー「ホルモン炒め」の中国語訳は「把激素焼掉」になっていました。
中国語の「激素」は確かに「ホルモン」ですが、食材のホルモンではなく、男性ホルモンなどのホルモンのことです。
しかも「焼掉」の中国語の意味は「焼き払う」なので、「把激素焼掉」は「ホルモンを焼き払え」になってしまいます。
ジャンボ豚串
ある串焼き屋さんのメニューでは、ジャンボ豚串の中国語訳が「伟大猪肉串」(偉大なる豚肉串焼き)になっていました。
そんな偉大な豚肉の串焼きを食べても大丈夫なのか、ちょっと心配になります(笑)
親子丼
あるレストランの親子丼の中国語訳は「一碗米饭配上肌肉和鸡蛋」(一椀のごはんに筋肉と卵を添えたもの)なっていました。
「肌肉(筋肉)」と 「鸡肉(鶏肉)」の中国語発音は同じ「ji1 rou4」なので、多分ピンイン入力する時に間違ったのでしょう。
でも筋肉入りの親子丼はちょっと気持ち悪いですね・・・
明太子
上記の親子丼と同じレストランでは、明太子の中国語訳が「经验丰富你的鳕鱼子」(経験豊富、あなたのタラコ)になっていました。
一体、私のタラコはどんな経験が豊富なのか、非常に気になります(笑)
山かけ(うどん)
最後も同じく上記の親子丼のレストランの山かけ(うどん)の中国語訳が「山药你该骄傲」(山芋、あなたは誇りに思うべきだ)になっていました。
そんな誇らしげな山芋じゃなくて、普通の謙虚な山芋の山かけ(うどん)を注文したいですが・・・・
まとめ
こうした中国語の誤訳は中国だけでなく、日本のメディアでも紹介されて話題になっています。
元々は日本語がわからない訪日中国人観光客のために訳したものですが、困惑を招いて逆効果になる場合も少なくありません。
ほとんどがネット翻訳などで機械的に訳した結果だと思いますので、やはり最後はきちんとお店の中国人スタッフなどにチェックしてもらった方がいいと思います。