新年好!今年もよろしくお願いします。
今年の春節のテレビ番組(湖南衛視台など)で、京劇のような化粧の女性が、歌詞がないリズミカルな歌を歌っているのを見たことがある人も多いと思います。
これは「龚琳娜(gong1lin2na4)」という歌手の、「忐忑(tan3te4)」という歌です。(「忐忑」は、「不安でドキドキする」という意味)
彼女は中国民歌(中国民謡)の世界では、何度もコンクールで受賞している実力歌手で、夫もドイツ人の音楽家ということもあって、今までも中国と西洋の音楽を融合した創作音楽を行っていました。
この「忐忑」も、彼女の夫が中国の伝統音楽を取り入れて作曲した創作音楽です。
当初はあまり人気はありませんでしたが、彼女が歌っている様子をネットで見つけた人々のクチコミであっという間に広がって、昨年末にはすごい人気になりました。(歌以外に、歌っている表情も面白いので)
また中国歌謡界で絶大な人気を誇る王菲(Wang2Fei1)が、中国版ツイッターで、「この曲をすごく歌いたい」とつぶやいたことも、その人気に拍車をかけました。(その後、難しくてあきらめたらしいです)
この歌の面白さは、実際に歌っている様子を見るのが一番ですので、土豆網やYoutubeなどの動画サイトで、「龚琳娜」や「忐忑」という言葉で検索してみてください。
聞いた後しばらくは、このメロディが頭から離れなくなりますよ(笑)。