中国の春節は農暦正月の初日から十五日までです。十五日は元宵節(yuan2 xiao1 jie2)、もしくは上元節(shang4 yuan2 jie2)と呼ばれます。

では、なぜ正月の十五日は「元宵節」と呼ばれるのでしょうか?

漢の時代の文献によると、正月は別名「元月」とも呼ばれ、昔は夜を「宵」と言っていました。そして十五日は元月最初の満月の夜なので、その日は「元宵節」と呼ばれるようになりました。

元宵節に関する伝統なイベントは地方によって異なりますが、元宵団子を食べる事と花灯を見る事はどこでも同じです。

今年の1月31日から2月17日まで、上海の豫園で上海豫園元宵灯会(ランタン祭り)が行われています。場所は黄浦区の豫園商城(方浜中路269号)、地下鉄10号線「豫園駅」から徒歩すぐです。

また今年の農暦十五日はちょうど西暦の2月14日、若者たちに人気のバレンタインデー「情人节」(qing2 ren2 jie2)と同じ日です。

中国伝統文化と欧米文化の記念日。その日、上海の若者たちは家族と一緒に伝統を守るのでしょうか?それとも愛する人と一緒にロマンチックに過ごすのでしょうか?(笑)

記事協力:袁老師(上海中国語学校・コラボラーニングセンター)