上海の淮海路にある「上海書城 淮海店」が2月13日に閉店になりました。
この「上海書城 淮海店」は、前身の「上海教育書店」から含めると、30年くらいになりますので、上海では結構古い本屋さんです。
公式発表では、会社の経営戦略の変更のため、また淮海路の別の場所を探すとのことですが、最近はこのような実店舗の書店経営はますます大変になっています。
というのは、中国は日本と違って、新書の価格が固定ではありませんので、卓越亜馬逊(アマゾン)、当当網、京東商城などのネット書店では、かなりの割引金額で販売されているのです。
ですから、最近はみんな本屋さんで立ち読みだけして、ネットで安く購入する人が多くなっているため、上海でもたくさんの本屋さんが閉店に追い込まれています。
時代の流れなので仕方ないですが、こういう実店舗の本屋さんが少なくなるのも、ちょっと寂しいですね。