上海在住の皆さんもご存じのとおり、上海市では市内の新型コロナウイルス感染状況に応じて、3区分に分けて防疫管理しています。
中国語で「封控区」「管控区」「防范区」と呼ばれていますが、最近上海に来た日本人の方は、その違いがよくわからないと思います。
ジェトロの資料を参考に、3区分の違いを以下にまとめましたので、参考にしてみてください。
封控区(feng1 kong4 qu1):Sealed Area
直近7日間に感染者が報告された小区。住民は7日間の封鎖管理、その後7日間の自宅健康管理下に置かれる。 封鎖管理期間中は住居から出ることができない。自宅健康管理期間中は住居から出られる一方、小区を出ることはできない。
「封控区」は、7日間連続で感染者が発生しない場合は「管控区」に変更され、その後3日間連続で感染者が発生しない場合は「防范区」に変更される。感染者が発生した場合は、「封控区」となり再び日数カウントを開始する。
管控区(guan3 kong4 qu1):Controled Area
直近7日間に感染者が報告されていない小区。住民は7日間の自宅健康管理となり、小区を出ることはできない。
「管控区」は、7日間連続で感染者が発生しない場合は「防范区」に変更する。感染者が発生した場合、「封控区」に変更される。
防范区(fang2 fan4 qu1):Prevention Area
直近14日間に感染者が報告されていない小区。行政区域内(街道、鎮)での適切な活動は可能。「封控区」「管控区」への移動は避ける。
「防范区」は、新規感染者がいなければ区分変更を行わない。感染者が発生した場合、国の関連基準に基づき、感染者数、地域分布、感染リスクなどを総合して、コロナ感染にかかわる中・高リスク地域の範囲を画定する。