2022年6月29日、皆さんもご存知のように、上海でもレストラン店内での食事が再開されました。
この「レストラン店内での食事」を中国語では「堂食(tang2 shi2)」と言います。
もともとは、役人が職場で食べる食事(唐の時代)と、飲食店内で食べること(宋の時代)の2つの意味があります。
最近よく使われている「堂食」は、この宋の時代にできた「飲食店内で食べること」の方です。
また同日、上海飲食業協会が発表した第三版の飲食業回復ガイダンスでは、店内飲食時は以下の実施を推奨しています。
- 「卓長制」の実施
- 飲食時間は1.5時間前後
- 食事前後はマスク着用
2、3は分かりますが、1の「卓長制(zhuo2 zhang3 zhi4」は上海の中国人も分からない言葉なので、ネットでも話題になっていました。
上海飲食業協会によると、「卓長制」の以下のような意味とのことです。
飲食店での食事の際は、各テーブルに一人「卓長(テーブル長?)」と呼ばれる代表を決める。
「卓長」は責任を持って、以下の任務を行う。
- テーブルの注文を合理的(無駄なく?)行う
- 同じテーブルの人を間隔を開けて座らせる
- 食事中は取り箸、取りレンゲの使用を促す
- 食事時間を把握する(1.5時間以内)
- 食べ残しに責任を持つ(持ち帰り)
- テーブルを離れる際のマスク着用を促す
レストラン店内での食事は再開されましたが、感染予防のため、まだまだいろいろ制限があります。
「卓長」無しでも自由に食べれるように、早くコロナ禍が収まってくれるといいですね。