2015年7月15日に、上海ディズニーランド(中国語: 上海迪士尼楽園)の詳細が公式発表されました。
開業は2016年春を予定、場所は浦東空港から20分の好立地で、総面積は400haで東京や香港の約2倍、世界で6番目、アジアで3番目のディズニーランドになります。
テーマランドは「ミッキー・アベニュー」「ガーデンズ・オブ・イマジネーション」「アドベンチャー・アイランド」「トゥモロー・ランド」「トレジャー・コーヴ」「ファンタジーランド」の6つになります。
「ファンタジーランド」のメインキャッスルは「魔法にかかったおとぎの城」と名付けられ、高さ60mでディズニー史上最大、城内で全てのディズニープリンセスに会えるらしいです。
今回、中国大陸部で初めて建設されるディズニーのテーマパークとして、最も注目される特徴は「中国テイスト」です。
「魔法にかかったおとぎの城」のてっぺんには、祥雲、牡丹、蓮花など、中国色豊かなデザインや造形が施されます。この中には、上海の市花である「ハクモクレン」があしらわれます。
また、「ガーデンズ・オブ・イマジネーション」の「十二朋友園」には、12枚の巨大で色鮮やかなモザイクタイル壁画が展示され、ディズニーアニメの人気キャラクターが、中国伝統の「十二支」を再現しています。
「ディズニー・ヴィレッジ」には、上海伝統の石庫門などの建築物が配置され、園の全体設計にローカルカラーも組み入れられました。
園内のレストラン「漫悦轩」は、中国情緒あふれる名前の上に、中国伝統の建築様式が採用されており、壁には「關關雎鳩,在河之洲,窈窕淑女,君子好逑」という中国語の書道作品も掲げられています。
上海ディズニーランドの建設計画では、「中国の伝統文化と芸術」の味わいを十分に取り入れることが強調されています。
他のディズニーランドで人気のアトラクション「ソアリン・オーバー・ホライズン」は、上海で全く新しいストーリーを展開し、壮大で美しい中国の歴史と急成長が再現されます。
ゲストは、果てしなく続く長城や未来感覚溢れる上海の地平線の上を、まるで自分自身が飛び回っている気分になり、世界の他の主なランドマークや観光名所を訪れることができます。
上海ディズニーランドはこのほか、春節(旧正月)などの中国の伝統祝日中、さまざまな形で特別祝賀イベントを催す予定です。
来年春に上海に住んでいる日本人の方は、是非このチャンスに上海ディズニーランドに行ってみましょう。
記事協力:石老師(上海の日本人向け中国語学校・コラボラーニングセンター)