上海でも5月28日から日本のアニメ映画「Stand By Me ドラえもん」(中国語:哆啦A梦 伴我同行 duo1 la A meng4 ban4 wo3 tong2 xing2)の上映が始まりました。

ちなみに日本映画の中国での上映は3年ぶりで、週末にあたる5月30日、31日の興行収入は、中国のアニメ映画で過去最高を記録するなど大ヒットしています。

「Stand By Me ドラえもん」の興行収入は、公開初日と2日目はそれぞれ3,000万元(約6億円)前後でしたが、30日、31日には8,500万元、8,800万元にまで急増。

中国で上映されたアニメ映画の1日の興行収入では、今まで過去最高の「カンフーパンダ2」の6,700万元を上回りました。

「ドラえもん」は以前には中国でテレビ放映されたこともあり、子供だけでなく、親の世代も懐かしい思いがあるのも、今回の大ヒットの理由でしょうね。

ちなみに「ドラえもん」の正式な中国語は「哆啦A梦」ですが、世代や地域によって、以下のようにいろんな呼び方があります。

哆啦A梦(duo1 la A meng4):「ドラえもん」に似た中国語発音から
小叮当(xiao3 ding1 dang1):「叮当」(鈴)を付けていることから
机器猫(ji1 qi4 mao1):「ロボット猫」の中国語の意味から
蓝盘子(lan2 pan4 zi):外見の「青いふとっちょ」(笑)から

またドラえもんが四次元ポケットから出してくる、いろんな「ひみつ道具」の中国語は以下のとおりです。

どこでもドア:任意门(ren4 yi4 men2)
タケコプター:竹蜻蜓(zhu2 qing1 ting2)
タイムマシン:时光机(shi2 guang1 ji1)
タイムふろしき:时间包巾(shi2 jian1 bao1 jin1)
アンキパン:记忆面包(ji4 yi4 mian4 bao1)

あとその他の登場人物の中国語名は以下のとおりです。日本語名と全く違う人もいますね。放映された時期や地域によって呼び方が違ったりします。

のび太:野比康夫、大雄
しずか;源静香、静怡,静子,宜静
ジャイアン:刚田武、大熊、小武、胖虎
スネオ:骨川胫夫、小夫、阿福、强夫

ちなみに日本の福田康夫元首相が、中国で「のび太くん」と呼ばれるのは、のび太の中国語名「康夫」から由来しています。

記事作成:上海の中国語学校「コラボラーニングセンター」