最近は上海でも外を歩いていると、キンモクセイ(金木犀)のいい香りがしますね。今回はそのキンモクセイについて紹介したいと思います。
キンモクセイは中国語で「桂花」(gui4 hua1)といい、またの名を「岩桂」(yan2 gui4)、「木犀」(mu4 xi1)とも言います。
原産地は中国南部で、日本には江戸時代に渡来したと言われています。
漢方薬でもよくキンモクセイを使います。キンモクセイの果実は喉、胃、肝臓に養生に効果があり、花は咳止め、歯の痛み止めなどの効果があります。
また日本の中華料理屋さんによくある「桂花陳酒」(gui4 hua1 chen2 jiu3)は、このキンモクセイの花を白ワインに漬け込んで作ったお酒です。
ついでにキンモクセイの花茶の作り方も紹介しましょう。
まずキンモクセイの花を洗って乾燥させ、キンモクセイの花1gとお茶の葉2gを一緒にコップに入れて、沸騰したお湯を注いで、6分ぐらい待てばできあがりです。
キンモクセイ花茶は喉、歯の痛みに効果があり、美容効果もあります。作り方は簡単なので、このキンモクセイの季節に一度試してみてください。
記事協力:郭老師